城崎温泉ワーケーションの朝風呂とモーニング
ワーケーションをしていればやがて朝が訪れる。朝になったら朝飯を食べることになるが、「きのさき」に宿泊している場合は一般的な旅館のように朝飯が提供されるわけではない。しかしながら、そのことは城崎温泉においてはメリットとなりうる。
第3回目は、城崎温泉ワーケーションの魅力の一つである朝風呂、そしてモーニングについてとりあげる。これまでの連載は以下で読むことができる。
- 城崎温泉ワーケーション合宿に参加してきた
- 城崎温泉ワーケーションのお宿、そして夜
- 城崎温泉ワーケーションの朝風呂とモーニング (今回)
- VisionOS 向けアプリをつくってみる (城崎温泉ワーケーション成果スライド)
城崎温泉において朝食を外で食べようと思ったら、いくつかある喫茶店がおすすめだ。自分で調べた限りにおいては、一番早いモーニングの提供開始時間は朝8時からだ。いくつかの喫茶店は朝8時もしくは朝8時30分から開店しており、いずれもおいしい朝飯を食べる事ができる。
今まで行ったことがある城崎温泉のモーニングは「喫茶萌阿」「カフェこやま」「喫茶ゆしま」である。いずれもパンやサンドウィッチそしてコーヒーもしくは紅茶というのが基本だ。サラダやおかずがつくケースもある。どのお店もおすすめだが、いざ行ってみると臨時休業中だったりすることもあった。第3希望くらいまで決めておくといいだろうと学んだ。
朝8時頃に起きてモーニングを食べ、温泉につかるという流れでもいいが、今回は朝7時に起きて、温泉につかったあとでモーニングを食べに行くという作戦にした。朝風呂はだいたい45分くらいかかるとふんで7時15分に宿を出たが、このタイミングが功を奏し、開店すぐのモーニングにありつくことができた。
冬の城崎温泉の朝は大変寒い。そして、湯はなかなかの熱さだ。つまり、早起きして凍えつつ朝風呂を浴びると、それまでの苦行のような行程が報われるのである。上級者であれば、浴衣と下駄で出かけるのをおすすめする。城崎温泉は浴衣での外出が推奨されている。さすがに浴衣姿は寒いとふんで、せめてもの風情ということで半纏だけ羽織って出かけた。
「きのいえ」から最も遠い温泉は「鴻の湯」だ。ここには今回はじめてお邪魔した。大溪川に沿って西にあるき、ロープウェイ乗り場のあたりに「鴻の湯」がある。朝風呂をするということは、一般的にはあと少なくともその日に1回は風呂につかるということであるが、城崎温泉では7つの温泉につかり放題な券があるので、それを買うとよいだろう。2回湯につかりに行けば得である。
朝風呂につかり、モーニングを食べたところで散歩を少しする。駅にほどちかい広場では朝市がひらかれていた。朝市についてのアナウンスをどこかで耳にしたわけではないが、同じワーケーションの参加者が偶然目にしたそうで、自分も行ってみようと思った次第だ。
朝市には、新鮮な漬物や野菜、かき餅、米などが並べられていた。聞いた話ではホットドッグなどもあったという話だったが行った時には売られていなかった。地元の人とおぼしき店番をしている方々は親切にいろいろな情報を教えてくれた。ここで買った米や野菜は夜のカニ鍋にて大変活躍してくれた。
城崎温泉は、夜になると大溪川沿いがライトアップされて大変綺麗になる。だから城崎温泉は夜がいいという人もいるだろう。しかしながら、朝の城崎温泉もなかなかよいと思う。