Vision Pro 用の新バンド「デュアルニットバンド」を買った

Vision Pro を買うと標準でついてくる「ソロニットバンド」。頭の後ろと本体のみで Vision Pro を支えるスタイルなので後頭部部分のホールドエリアが広い。このソロニットバンドを装着した筐体の写真が多く出回っているため、Vision Pro と一体型と思っている人もいるのではないだろうか。
ソロニットバンドは取り外しが可能で、サードパーティ製のバンドも数多く出ている。サードパーティ製のバンドを買わなくてもヘアバンドを使って頭頂部からも支えるハックもあり、とにかく通常のソロニットバンドから変えている人は多い印象。
ソロニットバンドはつけたりはずしたりするのは便利だが、いかんせん安定感にかけ、安定感を出そうと思いっきり強く装着しようとすれば目の周りにいかにも Vision Pro つけてましたという痕がついてしまう。
2025年10月22日は M5 版の Vision Pro の発売日である。それと同時にデュアルニットバンドという後頭部と前頭部で Vision Pro を支える公式の新ニットバンドが発売された。これは旧 Vision Pro でも使うことができるため、2台目を購入する余裕がないこともあってバンドのみ購入した。
デュアルニットバンドが当日届いて欲しいので発表があったあとすぐに購入した。16,800円(税込)。なかなか強気なお値段である。円高だったらもうすこし安かったかもしれない。
さて、このデュアルニットバンド、装着感はすこぶる良い。まず強く締め付けなくても Vision Pro をかぶっていられるところが良い。また、後頭部と前頭部はそれぞれきつくしたりゆるめたりすることができ、いろいろな頭の形に対応していそうだ。ちなみにサイズは M を購入した。
デュアルニットバンドは単体で手に持ってみるずっしりとする。100グラム以上重いそうだ。これは Vision Pro の重さが前面に偏ることになる状態をニットバンドの重量によりバランスをとることで改善する意図があるらしい。結果的にもともと重い Vision Pro が更に重くなるのだが、装着している感じでいえば疲れにくくなった気がする。
一点、だけソロニットバンドのほうがいい点がある。ソロニットバンドは使わない時に首にかけた状態にしておくことができたが、デュアルニットバンドだとなかなかそういう感じにもいかない(無理矢理できないこともないが)
イベント会場だと首にかけてウロウロする人が結構いたので、そういう時はソロニットバンドの方がいいのかもしれないと思う。
しばらく使ってみて更なる結論を出したい。
