Notion での個人的タスク管理を Todo List から Projects & Tasks に変えた
Notion 使っていますか? 僕は個人のタスク管理と Wiki として使っています。特に Wiki としての情報集約ツールの出来は非常に素晴らしく、自分のナレッジマネジメントとしてはこれで一旦の完成をみた感じがあります。しかしタスク管理については9割 OK と思いつつも迷っていました。
いままで使っていたのは Todo List という Wiki 上でブランケット []
を入力することで生成することができるチェックボックスつきテキストです。
これは大変応用性が高く便利で、Wiki の適当な場所ですぐに Todo 一覧を作成できるのでした。あとはこれを時系列事に日誌のような形で運用していけば日々のタスク管理はできてしまいます。(不思議なことに1年365日毎日日誌を書いていて、これは数年続いています。Notion に出会う前はこんなことはしていませんでした)
不満はない、がしかし
これでもう数年運用してきていて、Todo List の使い方で問題がないところまできました。しかし冒頭で書いたように1割の不満はありました。そのうちの一つは各タスクが潜在的にもっているメタデータの取り扱いです。
たとえばタスクに「開発」と「執筆」などといったおおまかな種類がありますが、これをわかりやすい形で運用していくのは難しいです。例えばアイコンをつけるなんてのも一つの工夫ですし、文字で記載するなんてのもいいでしょう。では、そのメタデータの種類によってフィルタリングして表示したいなんてことになると、この運用は厳しいものとなります。
そんな中でもうちょっとシステマチックにしようと思うと Notion データベースの活用となるのです。Todo List をやめてデータベースを作ることですごくいろいろな種類の情報を一つのタスクに付与することが可能になります。
しかしそれをやり始めると自分独自のスキーマを持ったデータベース構造がどんどん出来上がっていき、短期的には快適でも後でこれをリニューアルしようなどと思った時には同じようなものをもう一つ作るのはかなり困難になることが予想されます。言ってみれば拡張されまくって入り組んでしまった古い旅館のような構造です。
個人的には構造はある程度与えられていて、その範囲でしか拡張しないという納得が最初からあるほうが長い目で見た場合はこんがらがった状態になりにくいと思えました。そこで候補にあがったのは、Notion テンプレートです。
プロジェクト管理のフレームワークは都度染み込むから
Notion テンプレートはある程度出来上がったデータベースや Wiki のひな形です。ギャラリーを見るといろいろなスタイルのテンプレートがあることがわかります。しばらくいろいろなテンプレートを導入をして試しましたが、結局 Projects & Tasks というめちゃくちゃシンプルなものを選びました。
僕は仕事柄いろいろな現場のプロジェクト管理手法に沿って仕事をすることが多く、ある時はスクラムだったり、また別の何か独自のものだったりします。
割と現場に対してなじんでいくことが多いタイプなので、例えば個人用のタスク管理をスクラムだとかカンバンだとかにしてしまうと、ある時はなじんでいても別のプロジェクトでほかのプロジェクト管理ツールになじんでしまうと逆に個人用のタスク管理が使いづらいと思ってしまったりすることが予想されました。
なのでスプリントのような単位もなく、単にプロジェクトとそのタスクしか定義しないこのテンプレートが一番フラットで使いやすそうだという結論に至ったわけです。
今のところいい感じに使えているのですが、また何か変えたい部分が出てきたらアップデートします。