Seiro MCP v0.1.0 をリリース、Skills 対応など

2026年2月18日、Seiro MCP はようやくバージョン 0.1.0 をむかえた。最初は自信がなさすぎて 0.0.1 から始めたのだ。今回の大きなトピックとしては Skills 対応、そして SDK 周りに対する診断機能が機能として追加されている。Seiro MCP は僕は毎日利用するくらいのヘヴィユーザであるため、自分がここまで使いまくっているということは 0.1.0 としてもいいだろうという判断である。ちなみにロゴも追加した。
新機能その 1 : Skills サポート
めでたいことに、大きな機能追加として Skills サポートを入れた。Skills が入ったといっても MCP 直接呼び出しの従来のフローはそのままだ。じゃあなんで Skills を作ったかというと、MCP で提供しているツール類の利用順序や細かな情報をきちんと Codex に伝えるということに使えると思ったからだ。
今のツールは、決まっているわけではないが流れとしては以下の様なツールの呼び出し順序が想定されている。
validate_sandbox_policybuild_visionos_appfetch_build_output
そのため、その旨も SKILL.md に記載してある。Skills は現在明示的に利用することを想定しており、安定化したら自動でも利用できる様にするつもり。
今回 Skills サポートをしていくにあたって、以下の仕様も読むことになり、少し詳しくなれた気がする。
新機能その 2 : validate_sandbox_policy で問題が起きた際の診断情報の拡張
validate_sandbox_policy というのはこの MCP サーバが使えるかどうかをまずはじめに確認するためのツールなのであるが、ここで問題が起きた場合に何が問題なのかの原因を切り分けることが難しかった。問題切り分けのためのメタデータを返すようにしている。
メタデータ details.diagnostics は、validate_sandbox_policy ツールがどの条件で SDK 判定を行ったかを示す根拠データだ。 probe_mode で検出経路を、 effective_required_sdks で実際の必須条件を、 detected_sdks_* で実検出結果を確認できるため、 sdk_missing 時の切り分けを低コストで行えるようにしてみた。
また、新ツールの追加もある。
新機能その 3 : inspect_xcode_sdks ツールの追加
inspect_xcode_sdks は、読み取り専用ツールとして用意した。 build 前などでローカルの SDK の状態を確認するために使われるもので、これを validate_sandbox_policy で問題があった際に利用することで問題の解決を助けるものである。これらの処理は、通常の Codex ではセキュリティサンドボックスエラーになってしまうアクセスとなるもので MCP ツールを介することで限定的にアクセスを可能にするという意図がある。
個人的には AI にはなるべく環境へのアクセスを制限させた方がいいだろうという思いがあり、フルアクセスなどにしてしまわないようにこれらの MCP ツールの価値があると思っている。
AI時代、今までだったらちゃんと取り組むにはコーディングコストが高すぎるのでやってなかったようなことを、自分で必要なツールを作るというプロセスを通じて探検していくっていうのがあると思う。もちろん、作って使うのが目的ではあるんだけど、過程において学習を加速していくことで自分によいフィードバックを与えるのが目的でもある。
