よりひろい フロントエンド
Author : Kazuhiro Hara
Author : Kazuhiro Hara
Wed Apr 24 2024

World Plone Day 2024 の Accessibility and Plone セッションに出演しました

World Plone Day 2024 logo

World Plone Day という世界同時に開催されるイベントが4月17日にありました。Plone というのは Python 製の CMS で20年以上の歴史があります。今回日本からの配信イベントとして日本時間の20時からの「Accessibility and Plone」のセッションに参加しました。

「Accessibility and Plone」は、電話リレーサービス|公式ウェブサイト の構築を担当したチームでの出演となっております。Plone ならではな話を含めつつ、1時間わいわいと話してきました。

サイトのウェブアクセシビリティ方針にも記載があります通り、適合レベルAAに準拠となっていまして、アクセシビリティ関連では シュアルタの西本さん や山賀さんには大変お世話になりました。

構築したサイトの見どころとしては、手話動画やテキスト解説もついた動画プレーヤーと個人的には思っています。例として一つページを挙げます。

こういったコンテンツによって以下の達成基準についても目標として挑戦していっている形になっています。

  • 1.2.6 手話(収録済み)の達成基準
  • 1.2.7 拡張音声解説(収録済み)の達成基準
  • 1.2.8 メディアに対する代替コンテンツ(収録済み)の達成基準

原は、デザイン、HTMLのベース部分や静的なパーツ Plone のための各種 HTML などのビルド関連などを担当しています。デザインは Figma で行い、配色については Colour Contrast Analyzer を使ってチェックしています。動画でも述べていますが、今までいろいろとサイトは構築してきているものの、アクセシビリティ検査まで含めた AA 準拠というのは初めての経験であり、作れているはずなのに VoiceOver では読み上げられないこともあるなど、大変に学ぶところが大きかったです。

次世代 Web カンファレンス 2023 の A11y セッションのときに「なんだかアクセシビリティに呼ばれている年」と言ってたことの一つがこのサイト構築に関わったことでした。

日本には様々なアクセシビリティ関係の運動をされている方々がおり、その方々のアツい活動のおかげで、アクセシビリティ対応をより求められる機運になってきているというのは個人的に感じるところです。

僕としては引き続きアクセシビリティについて取り組んでいこうと思っています。特に自分がメインとするところのリッチな UI については、アクセシビリティ方面においても今後は力を入れていきたいと思っていますので、そういったプロジェクトがありましたらお気軽に混ぜていただければと思います。

ちなみに World Plone Day 2024 全体のプレイリストは以下です。もし興味ありましたらほかの国は英語のセッションとなっていると思いますが、ぜひ観てください。

EventA11yHTMLCSS

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いろいろやっている自分を一言で表す言葉として「より広いフロントエンド」を思いつきました。このサイトではこの言葉を中心に ウェブ、XR、UI デザイン、バックエンド、インフラストラクチャーやその周辺のことを興味の赴くまま広くディスカバリーしていきます

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