visionOS 2.2 でつかえる Mac 仮想ディスプレイのウルトラワイドを試す
visionOS 2.2 がリリースされた。ウルトラワイドという Mac 仮想ディスプレイの表示モードがあるということで早速 OS をアップデートして使ってみた。
実は Vision Pro を visionOS 2.2 にアップデートしただけでは、実はウルトラワイドモードを使うことはできない。Mac のほうの OS アップデートも必要なのだ。ただ、Mac 側のアップデートをしない状態でも湾曲したディスプレイの表示にはなった。
手元の MacBook Air を macOS 15.2 にしてみる。すると、Mac 仮想ディスプレイを利用すると Vision Pro 側の画面の上部にプルダウンメニューが表示され、ワイドとウルトラワイドを選択することができた。
ちなみに自宅にあるディスプレイはワイドディスプレイではあるが、ウルトラワイドではない。早速物理ディスプレイを超えてしまった感じ。もともと標準の Mac 仮想ディスプレイでもサイズ的には100インチ近い大画面であり、物理ディスプレイを超えていたのではあるが。
Mac仮想ディスプレイの解像度は非常に高く、文字を読めるくらいまで拡大すると視界内に画面全体がおさまりきらない。そもそも視界におさまらないでいいという感じで使うものなのかもしれない。とにかく、視界いっぱいにディスプレーが広がり、しかも平面ではなくディスプレイに囲まれるような体験は圧巻だった。
特に「環境」で背景を部屋ではなく、例えば山の上や湖畔なんかにして、ウルトラワイドディスプレイで作業をしてみると、本当に現実空間がどうとかは意識の外に行ってしまう。心理的なストレス軽減の効果もあるのではないだろうか。
とはいえ、まだウルトラワイドに慣れていない自分の利用スタイルとしては、デフォルトのままかワイド設定程度でも十分かもしれないと思った次第。