iPad を辞めて、2週間が経過した
iPad 的なもの、つまりタブレットがない生活をして2週間が過ぎた。前回のエントリで思ったことがその後どう変化したか、みたいな話を書いてみたい。
前回のエントリはこちら。
iPad を初期化して使わないスタイルにして2週間が経った。本当は iPad mini を買う予定だったのだが、ちょっとまてよと思ってそのままにしているのだ。
あのエントリを書いたときは結構いい感じの生活じゃんと思ったけど、実はいくつか困ったことも発生している。
Google Maps は思ったより日常使い
Google Maps は自分にとっては地図以上の趣味ツールだった。どこにも行かなくても Google Maps を見ていろいろなスポットをお気に入りに入れてきたのだけど、それをあまりしなくなった。MacBook Air のブラウザ版でも同じことをするかと思ったのだけど、しなかった。どうやらタブレット版で大画面な地図をタッチでばしばしスクロールしていくことが楽しかったのだろうと思う。ちなみに同じタッチデバイスである iPhone では一覧性が低くて外で道に迷った時くらいしか使っていない。これはいまのところ代替手段がない。
YouTube をそれほど見なくなった
今まではとにかく仕事が終わるとソファにごろんとして YouTube を眺める時間が多かったのだが、それをすることはかなり減った。観るとしたら iPhone で観るわけだが、どうも画面が小さすぎるのと音が悪いため長時間は観ない。
外出したときにデュアルディスプレイ環境がない
これが一番予想していなかったことで、しかしもちろん当たり前のことだが外出したときにデュアルディスプレイ環境がない。これまでは iPad と sidecar の組み合わせでストレスない外部ディスプレイ環境を実現していた。辞める時はそこまで気が回っていなかったというのが正直なところだが、外出したときはちょっと困っていたりする。
Kindle Unlimited の雑誌はやっぱりタブレットが一番よい
Kindle Unlimited でいろいろな雑誌を一気に読むみたいなことを定期的にやっているのだが、これをやりづらくなった。MacBook でも同様のことはできるが没入感が違う。実は Vision Pro でも Kindle Unlimited を新聞紙くらいに広げてみることで別の没入感を味わうことができるが、まだそこまでハマるには至っていない。Vision Pro でみる Kindle はなんか解像度が足りていない気がするのだがどうなんだろうね。
しかしながら、時間が増えた
年をとればとるほど時間の貴重さというのが身に沁みてわかる。とにかく iPad を手放したことではっきりとわかるくらい何もすることがない時間が増えた。たとえば YouTube などを観るにしても MacBook を開きながらということになるので、観ながらなにか軽作業をしようなんて気になるし、そのおかげでタスクが済んで本来タスクのために割り当てていた時間が暇な時間に変わった。
ちょっと日常のことをする時間も増えたし、研究的なことをする時間も増えたように思う。ということで時間がないなあ、思うに日常的にめちゃくちゃタブレットを使っているなあと思う人は一度タブレットを手放してみることをオススメする次第。
いくつかの楽しみが減っても何もする予定がない時間が増えるのは何よりありがたいと今は感じる。今は時代が変化していく時。静かに世の中をカンソクしながらこれからのことを考えていきたい。