visionOS 勉強会 #7 @Apple Japan にて Vapor と VisionPro を WebSocket でつなぐ話をしてきた
10月23日の夜7時から六本木にある Apple Japan にて visionOS 勉強会の7回目が開催された。以前はレンタルスペースの一室で行われたりしていたが、前回から大きい会社の会議室などを借りたりなどスケールアップしてきてすごいなあと思ってた。今回は Apple Japan ということで参加人数も増え、LT を中心とした会になった。(ちなみに画像はリハーサルをVisionProでやっている様子)
イベント自体は Apple Japan のトレーニングルームというところで開催された。ここは外部の人が勉強会を開催したりできるエリアらしく、入り口での手続きが必要なものの入ることができる。ただ出入りは自由というわけにはいかず、たとえばトイレに行きたい場合とかでも社員の方の助けを借りて出入りする必要がある。
内部はすごくストイックというか無駄なものがない感じのオフィスで、たまに壁にかかっている Mac のアートボードが Apple っぽさを感じさせてくれる。ちなみに内部は写真撮影禁止とのことで今回は写真がない。
Apple Japan が会場でよかったことの一つは、当日 Vision Pro の貸し出しがあったことだ。実際一名の方が貸し出しを利用していた。それにしても、20名以上の参加者がいる中で、貸し出しが必要な人が一名しかいないというのはなかなかに異様な集団である。
今回 LT 枠を2個分いただいて話してきたのは Vapor と Vision Pro を WebSocket でつないでみようという話。スライドは以下。
Vapor というのは Swift 製の Web アプリケーションフレームワークで、SwiftNIO の上に構築されている。Vapor は数年前に一度話題になったフレームワークで、新進気鋭というよりは結構安定してきているフレームワークという認識だ。
スライドの表紙はサーフスケート(スケートボードの一種)が写っているのだが、これについてここで書いておきたい。当日ちょっと杖をついて会場まできた話をネタ的に話そうかと思ったが、うっかり次のページに移動してしまいこのネタはお蔵入りとなってしまったのである。
ということでここで書いておく。先々週のことだが、サーフスケートで遊んでいたら左の膝と股関節をひねってしまい、まともに歩けなくなってしまった。2週間経ってだいぶ良くなったものの、サポーターは手放せないし、長時間外に出る場合はやはり杖がないと心細い。
杖は人生ではじめて購入した。Amazonにてお買い上げ。杖はどんなものがいいのかという情報はないけどフィーリングで購入した。ちなみに柄の部分が象牙であるとか、仕込み杖とかそういうオプションはつけていない。
杖を使って歩くというのは最初は勝手がよくわからない。しかしながら1週間もするとどう歩くと楽とかがわかってきた。わかってくると実に便利なツールだということを実感する。そして面白かったのは、杖をついていると、杖をついている他人がよく目につく。街中で杖を使って歩いている人を見かけると勝手に親近感をおぼえてしまう。
まあそんな感じで杖をつきながらだと六本木に来るのもなかなかの大冒険になる感じで、東京の鉄道のよく考えられている仕組みにいろいろと感心した。
話を戻すと、Vapor はすごく良いが実は不満がないわけではない。静的な Web サイトを構築しようとすると一昔前の MPA 的な構成しかないのである。フロントエンド部分は JavaScript で組むでもいいのだが、せっかくなので Next.js っぽい Vapor ができないものかなーって妄想をしたりしている。
今後だが、もう少し WebSocket を使った Vapor というものを掘り下げていくと同時に VisionPro 上で接続状況などをデバッグできるような仕組みを作れたら面白いかもしれないと思っている。