城崎温泉の合宿二日目 : 大雨とすき焼きLT
今回の合宿、一日目も雨で終わったが二日目も予報としては大雨。大谿川 (おおたにがわと読むらしい) も通常の川底が見える感じではなく、濁流が猛り狂うような河川になっていた。したがってほとんどの時間を「きのいえ」で過ごした。
ちなみに、一日目のレポートはこちら。
今日のハイライトは、夕ご飯のすき焼き。すき焼きの肉は近所の精肉店にて購入する予定となっていて、但馬牛を食べることになっている。関西風で作ろうと決まっていてしかしながら参加者の誰一人関西風すき焼きを食べたことがないという状態である。
YouTube で関西風すき焼きの作り方を学ぶ。どうも、関西風すき焼きはまず醤油と砂糖で牛肉を焼いて食べるらしい。そのあとで野菜などを入れて煮込むようだ。とにかくよくわからないのでお肉屋さんに行き、但馬牛のロースと黒毛和牛の赤身肉を買う。量もわからないので多めと伝えておまかせで購入した。一人当たり300グラムになったが、これが多いのか多くないのかもわからなかった。
昼間はメモ帳片手に思索をしつつ、温泉につかってみたりオシャレエリアを探索したりしたあと、夕方に野菜などを購入した。
やがて夕食の時間になった。みんなで恐る恐る調理をはじめる。まずは手順通り、ホットプレートにて牛脂をひいてから薄切りの牛肉を焼いてみた。醤油と砂糖でやる予定だったが、お肉屋さんにたれをお薦めされたので若干横着をしてたれをかける。肉はあっという間に焼け、各自卵を割った器につけて食べてみた。
これがびっくりするほどうまい。たれが焦げて、肉はちょっとレアな状態で、香ばしくもあり、ジューシーでもありという状態だ。後にすきやき本体と比較してあらためて実感したのだが、直接たれをかけたのみで焼いた肉はめちゃくちゃパンチがあった。すき焼き版の肉を食べたがこの最初の焼いた肉ほどのパンチはなかったのだ。たぶん野菜などから水が出て薄まってしまったのだろう。肉が焦げておらず煮た状態というのもパンチが減った原因なのだろうと推測した。
ということで、最初になぜ肉を焼いて食べるのかというのがよくわかった夜だった。ひたすら食い続け、肉はなくなったがそれでギブアップになった。本来はそのあと締めのうどん投入になる予定だったが。美味い肉も多すぎると辛くなるということで次回は少し控えようという結論になった。
ちなみに去年はカニすき鍋だったが、この時もすごい量になったのであまり学習は進んでいない。城崎では食に関する学習は進まないのかもしれない。
すき焼きのあとは、一日目のLT大会の続きがあった。LTといっても Long Talk の略なのではないかというくらい一人当たりの時間がたっぷりとってある。こちらについてはプライベートな内容もいっぱいあるので細かなレポートは割愛するが、自分の人生の養分としてたっぷりといろいろ吸収した感じだ。
いろいろな人がいろいろなことをやっていて、考えさせられることが多く、0時頃には眠くなって床に着いたものの、色々考えすぎたのか悪夢を見て4時くらいには起きてしまった。雨の音はいつの間にか聞こえなくなっていた。