Vision Pro 向けアプリ開発のためにも「モバイルアプリ アクセシビリティ入門」を買ってみた
11月21日本日、技術評論社刊「モバイルアプリ アクセシビリティ入門」が手元に届いた。予約注文していたのだ。
サブタイトルには「iOS + Android のデザインと実装」とある。Vision Pro に搭載されている visionOS は iOS ではないが Apple がリリースしている OS ファミリーであり、特に Window アプリにおいては iOS などで使われている SwiftUI がそのまま使えることもあり、まったく関係ないというわけではないだろうと思った。
僕の仕事は今のところ Web が主戦場ではあるものの、ここ数年でゆるやかに XR 方面にも意図的に進んできている。Web とは違う部分がネイティブアプリにはあるが、文字のサイズや色とコントラストなど共通と思える部分は多いと思う。
visionOS 向けのデザインというと「Designing for visionOS」というページがある (このページは今後もっと充実していくと思う)。このページにはアクセシビリティの項目もあり、「Human Interface Guidelines (HIG)」のアクセシビリティに関するページへのリンクも貼られている。
- Designing for visionOS | Apple Developer Documentation
- Accessibility | Apple Developer Documentation
さて、「Web アプリケーションアクセシビリティ」の延長線上で本書を買った人は、読み進めていくうちに Swift のコードや Kotlin のコードが出てきて面食らう場面もあるかもしれない。僕の場合は最近 Swift がホットであるため、読んでて楽しいけどそうでない人はつらい可能性がある。
個人的にはこれらのコードを読めなくても本書を読み進める価値があると思っていて、おそらく Web であってもネイティブであってもデザインをする際は Figma を使っているとかの場合が多いんじゃないだろうか。
実際にコードを書かないとしてもデザインをする上で気をつけなければいけないアクセシビリティ的なことは本書から吸収できるため、本屋さんとかでパラパラとめくったあとでネイティブのコードが出てきたとしても閉じないでほしいと思う。