よりひろい フロントエンド
Author : Kazuhiro Hara
Author : Kazuhiro Hara
Thu Jun 06 2024

事務所のサイトを Directus に移行をしてしばらく経った

カンソクインダストリーズ のサイトは見た目こそ変わっていないが、最近コンテンツ管理を Directus に移行をした

Directus は、いわゆる headlessCMS というタイプの製品である。 headlessCMS は管理画面で作成した各種コンテンツを JSON 形式で出力することができる。フロントエンドからは API を通じてコンテンツを取得して表示を行うのがよくある利用方法だ。

ただ、現状カンソクインダストリーズのサイトは KANSOCK.INDUSTRIES について お問い合わせ のページしかない。

なぜこの程度の規模のサイトに headlessCMS をわざわざ導入するのか。もともとこのサイトには結構な数の記事が存在しており、これらを旧サイトから移行したいというのがメインの理由である。

そんなわけで旧サイトの記事は Markdown で書かれており、 Markdown を扱える headlessCMS を探していたのである。結構いろいろなタイプの CMS を試した。

もう一つ、 Directus のような headlessCMS を導入した理由がある。お問い合わせフォームのような動的な機能を搭載したかったのだ。現状とくに何の変哲もないフォームを設置しているのみだが、今後は Directus の機能テストも兼ねて利用して少し凝ったフォームを作成してみようかなと思っている。

contentful は良かったが

現状、よりひろい フロントエンドのサイトでは CMS に contentful を利用している。contentful の編集環境は快適でずっとこのままでいいと思えるくらいだが、今後このままコンテンツが増える想定でいくと遠い将来有料プランになりそうな可能性がある。いや、当分ならないと思うが、なんだか精神衛生上よくないという思いがふつふつとわきあがってきた。当初は有料になってもいいと思っていたが気は変わるものである。

contentful を使ったサイトはビルド時の API アクセスを減らすように工夫することで、月間の利用量を減らすことが出来る。ただ、そこにかける労力と常にコンテンツを自分で保持して置ける魅力を照らし合わせた結果、自前でホスティングするタイプを選んだのが Directus という結論だ。

Directus は Directus Cloud という有料プランもあり、いざとなったらそちらに乗り換えるという道もある。そして、contentful より結構安い。ということでなかなか魅力的なのだ。

今の CMS は SaaS タイプの勢いが強い。またインストールベースでいえば PHP ベースが主流だというのが、2024年の今でも変わらなく思うところではある。僕自身2010年くらいまでは WordPress を使った仕事をしていたが、その後いろいろと思うところがあり JVM や Node.js ベースに移行して今に至る。PHP ベースのものはそれらを得意な人がやればいいし、自分は Directus のようなものが求められる場面において役立てればいいなというのが自分のスタンスである。

何かを作らなければいけない状況において、自分が得意とするところで役に立っていきたいというのが変わらぬ思いとしてある。

DirectusContentful

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いろいろやっている自分を一言で表す言葉として「より広いフロントエンド」を思いつきました。このサイトではこの言葉を中心に ウェブ、XR、UI デザイン、バックエンド、インフラストラクチャーやその周辺のことを興味の赴くまま広くディスカバリーしていきます

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