よりひろい フロントエンド
Author : Kazuhiro Hara
Author : Kazuhiro Hara
Fri Apr 26 2024

JSR パッケージ公開に入門してみる

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JSR というのは JavaScript の新しいパッケージレジストリです。パッケージマネージャーではないとドキュメントに記載されているので間違わないようにしましょう。今回は Hello World 的にパッケージを作成してみます。

パッケージを作成する方法は極めて簡単です。

まずは GitHub のアカウントを用意します。ない場合は作りましょう。

JSR の Web サイトの右上部にあるアイコンより、ログインします。 すると、自分のアカウントのアイコンから「Publish a package」というメニューを選ぶことができるようになります。

JSR のアカウントメニュー

続いて Scope を決め、 Package name を決めます。これらを決めると公開用の JSR パッケージ名が決まります。例えば、僕 (karad) が作った greet というパッケージ名であれば @karad/greet が公開用の JSR パッケージ名となります。

JSR のパッケージ登録画面

決め終えたら Publish ボタンを押します。すると画面が遷移して、この後の作業についてのガイダンスページが表示されます。

JSR のパッケージパブリッシュガイダンス画面

あとは、Introduction にあるように必要なファイル mod.tsjsr.json を用意して $ npx jsr publish を実行するだけです。jsr.json はパッケージ名を決めた後に出るガイダンスページにサンプルがあります。

今回 Hello World 的に作ったのが @karad/greet - JSR です。

上記のとおり通り進めることでできあがる greet パッケージは既にいくつか登録されています。テスト的に試すなら greet パッケージ名のままのほうがスルーできていいのかもしれないとも思いました。もちろん既にパッケージを持っている方は自分のパッケージで試してみるのもいいと思います。

こんな風にサンプルにしたがってテスト的にパッケージを公開してみましたが、適当に乱発してあとで消すみたいなことはできるのでしょうか。その答えは FAQ の「Can I delete a package from JSR?」にありました。

Source code published to JSR can not be deleted. ... You can “yank” a version of a package, which will hide the version from the default view, but it will still be available to users who depend on it. ... You may delete a package if it has no published versions.

公開されたバージョンがあるパッケージは削除できず、Yank することにより非表示にすることは出来るものの、直接指定するとそのバージョンはユーザーは利用できてしまうとのこと。また公開されたバージョンがないパッケージであれば削除することができるとのことです。なので、公開する際は注意が必要です。

ところで JSR というのは何の略なのでしょうか。その答えはドキュメントの FAQ のコーナーにあります。「JavaScript Registry」の略だそうです。

Is “JSR” an initialism for “JavaScript Registry”?

Yes.

しばらくいろいろといじってみて、なじんでおこうと思います。

Node.js

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いろいろやっている自分を一言で表す言葉として「より広いフロントエンド」を思いつきました。このサイトではこの言葉を中心に ウェブ、XR、UI デザイン、バックエンド、インフラストラクチャーやその周辺のことを興味の赴くまま広くディスカバリーしていきます

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