よりひろい フロントエンド
Author : Kazuhiro Hara
Author : Kazuhiro Hara
Fri Nov 01 2024

城崎温泉の合宿一日目 : 杖持参での Vision Pro アイデアソン100はじめ

品川にて「城の崎にて」を読む。

志賀直哉の「城の崎にて」は、城崎温泉を舞台にしている。本編は非常に短い小説で、すぐ読み終わる。今回行くにあたって行きの新幹線車内で改めて読んでみた。いろいろ考えを巡らせつつ、合宿中にする発表のことなどを考えていた。

「城の崎にて」は前回の城崎温泉の合宿時に豆本として購入した。

その当時はなんとなく志賀直哉は療養のためにここに滞在したのかという程度の浅い読み込みとなったのだが、今回改めて読み返してみてぐっと心に感じ入るものがあった。

というのも、ほんの3週間くらい前の出来事になるが、趣味のサーフスケートをやっているときに膝と股関節を捻ってしまったのである。盛大に転んだとかではないのにここまで痛いものかと思ったが、きっとすごく悪い着地の仕方をしたんだと思う。

所持しているサーフスケート

問題はその後だった。しばらくは本当に痛くてサポーターや杖なんかを使って過ごしていたのだが、なかなか良くならないのだ。よっぽどひどい捻り方をしたのか、それとも歳なのか。知人は歳のせいだと言うが心当たりはある。風邪をひいたりしても若い頃に比べて治りが遅いし、なんならかさぶたの治りも時間がかかる気がしている。

志賀直哉は電車にぶつかって療養のために城崎温泉に来たというが、僕もサーフスケートでやってしまって城崎温泉に来ることになった。本当は元気もりもりで来る予定ではあったが、療養のための合宿みたいになってしまった。

ということで今回は杖を持参している。杖はなくてもほとんど大丈夫なまでに回復してきているものの、ふとした拍子に膝がかくんとなるので油断ができない。また千葉から兵庫という長距離の移動は杖があると安心感が違う。

改めて「城の崎にて」を読み返してみると、うまく動けない状態のストレスと身近なものへ目が向く心境、そして何やら当たり前なことに対する感謝の念が湧いてきて、なかなかに味わい深い。

3回目の城崎温泉で Vision Pro について考える

城崎温泉にはこの2年くらいでちょいちょい合宿のために通っていて、今回で3回目。2回目に訪問した時は懐かしい感じがしたが、3度目ともなると我が家のように思えてくる。

今回の合宿では、メインは Vision Pro 周りのUIデザインや開発を研究するという感じだが、もう一つアイデアがある。城崎の街を歩きながら、Vision Pro 向けアプリを100個考えるというアイデアソンの実行だ。

普段仕事をしているとなかなかじっくりとアイデアを考える時間がない。ということで今回は移動中なんかに Vision Pro 向けアプリについて向き合ってみようと思う。その中に何か一つでもやりたいと思えるアイデアが出ればうれしい。

とりあえず、制約は「とっぴなアイデアではなく、今の自分がもう少し勉強したらできそうかなというアプリを考える」ということにした。あとはノートにどんどん書いていって考えようと思う。

発表に向けた今回のテーマ

合宿の夜には発表大会があるのだが、今回の発表は「40代の社会活動をふりかえる」みたいなものにしようと思っている。もうすぐ49歳。結果的に40代は30代とは違うことが主体になったような気がしているので、温泉療養期間中、ぼんやりと40代についてまとめてみようと思った。

それに、このテーマならわいわい楽しく語れそうだ。49歳までに振り返りをしておいて、49歳からは50代以降の準備をしようと思っている。

たぶん、このスライドはプライベートなことすぎて公開しないと思うけど、聞きたい人はこっそり DM などください。

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